獅子身中の虫

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遺骨・骨つぼ不法投棄30回超か 防犯カメラ映像で確認

 マンションのゴミ集積所に遺骨や骨つぼなどを不法投棄したとして、遺骨遺棄と廃棄物処理法違反の疑いで逮捕された石材店経営の小林和彦容疑者(59)=東京都足立区=が、昨年末以降、不法投棄を30回以上繰り返していた疑いがあることが、警視庁などへの取材でわかった。


 生活環境課などによると、小林容疑者に似た男が昨年12月以降、今年6月までに30~40回ほど、骨つぼの陶器片や骨つぼを入れる骨箱などを集積所に捨てる様子が、付近の防犯カメラの映像で確認された。陶器片は骨箱を包む刺繡(ししゅう)入りの白い布に包まれており、遺骨が混じっていたこともあったという。小林容疑者は墓の遺骨を移す「改葬」の仕事を請け負っていた。骨つぼの投棄は認め、遺骨については否認している。


 マンション管理人の男性(67)は昨年12月下旬、マンションの清掃員から「不法投棄があった」と報告を受けた。確認すると、不燃ゴミ置き場に骨つぼを入れる白木の骨箱が4個あった。約1~2カ月前から骨つぼなどを清掃員が見つけて処分していると聞いていたこともあり、警察署に相談した。


 男性によると、防犯カメラには男が白い車を近くに止めて後部座席から骨箱などを取り出して捨てるまでの一部始終が映っていた。見たことがない顔の男だったという。男性は「誰の骨かわからないし、気持ち悪かった」と話す。マンションの管理組合副理事長の男性(85)は「許すことができないし、供養したものを捨てるなんてあり得ない」。パート従業員の女性(53)は「事情があるのかもしれないが、ここに捨てるのは異常。ただただびっくりした」と話した。


 改葬などを仲介する企業によると、永代供養の納骨のスペースが限られる場合などには、小さな骨つぼに遺骨を移し替えることはあるが、元の骨つぼは産廃業者に処分を依頼するのが普通だという。担当者は「一般ゴミではもちろん出せない。勝手に捨てるというのは聞いたことがない」と話している。

 

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